カテゴリ:安全防災関連
熱中症予防指針
石巻の小・中学校では「熱中症予防指針」を定めています。暑さ指数であるWBGTの値により活動場面ごとに次のように注意事項を定めています。
21~25℃は注意「熱中症の兆候に注意し,適宜水分(塩分)を補給する」
25~28℃は警戒「積極的に休憩と,水分(塩分)を補給する」
28~31℃は厳重警戒「頻繁に休憩をとり,水分(塩分)を補給する」
31℃以上は危険「運動を中止し,外出は避け,涼しい室内で過ごす」
本日も県内気温が上昇し,本校の校庭芝生の上1.2mの地点で11時40分WBGT値を計測したところ,
写真のように28.3℃(気温は32.8℃)となり,厳重警戒の範囲となりました。湿度が低かったので気温に比してWBGT値がまだ28止まりだったと考えられます。
子どもたちの外での活動では特にこれから注意をしていきます。
▽石巻市立小・中学校の教育活動における熱中症予防指針
救急救命講習会
今年度コロナの影響でプールの授業は中止となりましたが,学校で生活している中で,子どもたち,職員が心停止などの救命が必要な事態になった時に備え,今年も救急救命講習会を開催しました。
今日は,女川消防署牡鹿出張所から4名の署員の方を講師に救急救命講習会を開催しました。
講習は,AEDの使用についてです。
心肺蘇生の内容を紹介します。
①倒れている人確認と周囲確認
②意識有無の確認「大丈夫ですか~大丈夫ですか~大丈夫ですか~」
③周囲の人に119番とAED指示
④呼吸確認10秒,胸と腹の動き確認
⑤胸骨圧迫30回→あごを上げて気道確保→人工呼吸2回(胸の動きを観察)
AEDの来るまで⑤の繰り返し
▼心肺蘇生の実技は感染予防のため代表1名で行いました。
地震避難訓練
今年度2回目の避難訓練です。今回は地震を想定し,学校に配備されている緊急地震速報を知らせる機器の訓練モードを活用しました。2時間目の休み時間に全校放送で訓練緊急地震速報を流しました。
「震度5強の地震が20秒後に来ます。」「机の下にもぐってください。」などの自動アナウンスが流れ,児童は素早く避難行動をとることができました。その後,2次時避難として校庭に避難を指示し,児童は「おしかも」(おさない・しゃべらない・かけない・もどらない)を意識しながら校庭に避難しました。
校長からは,「なぜ校庭に避難したのでしょうか。」「今日は地震で校庭のほうが安全だと判断したからです。」「校庭にいたときに逆に校舎ににげるときもあります。どんなとき?」など災害の状況によって自分で避難する場所を判断することが大切であると話がありました。
▽校舎から校庭に2次避難です。
学校区パトロール
4月実施予定であった「学校区パトロール」を実施しました。初めに昇降口前で校長から「明日明後日の土日も生活のリズムを崩さないこと」「バスでのマナーを上級生が見本となり,しっかりすること」「土日オートバイや車が牡鹿半島に多くなるので十分気を付けること」を話しました。
その後,いつものバスで帰りますが,今日は教員も一人同乗して車内での指導も行いました。
▽子どもたちが利用している牡鹿地区市民バス
防災学習3
今年度は,防災学習を学級活動や朝の業前活動の時間に行うこととしています。
今日は,朝清掃の代わりに「防災学習3」です。避難行動での合言葉「おしかも」(おさない・しゃべらない・かけない・もどらない)の確認や地震直後の行動「だんごむし・さる・あらいぐま」の確認などを行いました。また,津波について石巻市防災副読本を活用し学習しました。
▽避難の約束「お・し・か・も」
▽地震の時の姿勢「だんごむし」
地震・津波対応避難訓練
地震が起き,校庭に避難した後に大津波警報がでたとの想定で第3次品場所である体育館裏の高台まで避難訓練を行いました。「おしかも」の頭文字~押さない・しやべらない・駆けない・戻らない~を守りながら児童は真剣に避難行動をとることができました。このような訓練で防災意識が高まり,学校だけでなく登下校時や在宅時の避難行動ができるようになるとよいと思います。
▽教室から校庭へ
▽校庭に避難
▽大津波警報の想定で高台にさらに避難
▽高台で避難完了,防災主任からお話
高台避難場所の確認
4/10に津波対応避難訓練を予定しています。職員で3次避難場所にしている体育館の上方高台方面を下見ししました。
▽避難場所のさらに上は道路工事中です。
鎮魂の日の祈り
東日本大震災から9年目を迎えた3月11日,大原地区にある「牡鹿地区慰霊碑」で鎮魂の祈りがささげられました。
慰霊碑のモニュメントは,震災発災の14時46分に支柱から太陽の日が差し込む時時計となっています。
今日は阪神淡路大震災から25年目
1995年 ( 平成 7年) 1月17日 に発生した 兵庫県南部地震 による大災害が「阪神淡路大震災」です。多くの死傷者を出した震災から今日で25年が経ちました。朝5時46分でしたがその日のニュースを見て驚き,怖くなったことを覚えています。被災地では25年が経過し,記憶や教訓が風化しないように様々な取り組みがなされています。
私たちもあの東日本大震災からまもなく9年が経過しようとしています。まだ復興していない面や心の復興が叫ばれています。何年経過しようと阪神淡路大震災とおなじように後世に教訓や思いを語りつないでいくことは大切と考えます。
我々学校の教職員も東日本大震災当時に教員だったものがどんどん退職していきますが児童生徒の命をまもる立場として,地域防災の拠点としての役割などを含め新しい教員にも伝えていきたいと考えています。
避難訓練とBFC活動
5時間目に火災を想定した避難訓練を行いました。女川消防署牡鹿出張所の消防士さん6名に来ていただき,避難だけでなく,消火器を使った初期消火訓練もさせていただきました。避難の際は,慌てずに落ち着くことが大切だということでした。
その後引き続き、3・4年生がBFC(少年消防クラブ)活動を行いました。2回目となる今回は,プールの水を使った放水体験でした。実際に消防士さんが火事の現場で着る,防火服とヘルメットを着用する貴重な体験もさせていただきました。
▽火事には初期消火が大切
▽先生も初期消火訓練
▽本物の防火服とヘルメットを着用
▽3・4年生全員が放水体験。