カテゴリ:学校行事
優しさや思いやりは、ウイルスと戦う力になる!
先週の木曜日のお話集会で、子供たちとコロナにかかわる「差別や偏見をなくそう」という話をしました。
宮城県は「緊急事態宣言」対象地域になっています。コロナウイルス感染症はいまだ収束していません。コロナが引き起こす感染症は病気だけではありません。
「病気」という感染症:コロナの感染。私たちが今、闘っているもの。
「不安」という感染症:不安でいっぱいになったとき、人は目に見えるものを「敵」としてすり替えることで、自分を安心させようとします。この目に見えるものが〈病気にかかってしまった人やその家族、学校、地域、コロナ感染症にかかわる人たちだ〉と考えてしまうのです。
そうしてすり替えた「敵」を遠ざけたり、避けたりすることで自分を安心させようとする。これが、「差別」という感染症 です。
不安な気持ちから、うわさ話を信じたり、へんに友達に広げたりする。不安を解消しようと、感染症に関係する人や場所を、嫌がったり避けてしまうこと(差別)がどんどん広がってしまう。
また、差別されたくないから、熱やせきがあっても、正直に言えない。・・・・その結果、病気になる人がまた増えていってしまう。そんな3つの感染症の繰り返しをどうやったら断ち切ることができるか、子供たちと考えました。
わたしたちは、いま、3つの感染症と戦っています。
ウイルスをなくすことは難しい、でも、この感染の拡大を防ぐことはできます。
コロナ感染症は誰でもかかる可能性があります。もし、自分や家族がかかったとして、やっと治って不安な気持ちで登校したときに、「みんなだったら、どんな、言葉をかけてほしいですか。」の問いに、
「また会えてうれしいよ。会いたかったよ。」
「治ってよかったね」
「待っていたよ。」
と、答えが返ってきました。
優しさや思いやりは、ウイルスと戦う力になる!
みんなで、真剣に考えたお話集会でした。
※この資料は、日本赤十字社監修の「新型コロナウイルスがもたらす3つの”感染症”」の考え方によるものです。