大原っ子ブログ

2023年1月の記事一覧

みやぎ「海の子作文」の紹介

25日(水)昼の放送で海の子作文の優秀3作品を紹介しました。

◎2年生の作品

 「みなさんはうみがすきですか」で始まるこの作品は、自分たちの海をきれいに保つために自分ができることを考えたものです。具体的に2つのことを考え、実際に取り組んでみたいことを家族に相談していくと書いています。「ここの海はきれいだね」と言われる、魚の見える海になることを楽しみにしている気持ちが表れています。

◎3年生の作品

 海の仕事の手伝いを通して、父の姿、祖父母の姿から感じた仕事の喜び、そして大変さ。その仕事を長く続けている家族へのあこがれや尊敬の気持ちがあふれています。そして、もっと別の海の仕事を体験し、さらに挑戦したいことも添えています。

◎6年生の作品

 自分の家で取り組んでいる養殖の仕事について、父と母が願いをもって挑戦していることを感じていました。その願いをかなえるためにたくさんの工夫をしてきたこと、努力していること、その姿をみて家族の願いが自分の願いにもなってきたことが書かれてありました。「仕事」「社会」「未来や夢」そして「自分の生き方」と関連させて考えていました。

(作文紹介のあとの感想発表のコメントを話している様子 ↓ )

 大原っ子たちは、家の仕事を本当によく手伝っています。例えば、登校前にワカメの仕事の手伝いをして来る子どももいます。そこから、「地域のよさ」を感じ「働く大人の姿」を見てあこがれ、尊敬し、多くのことを学び、考え、深めていると感じます。

そのように子どもに感じてもらえる「親の姿、家族、家庭」が本当に大事なんだと痛感します。(普段の生活の中でも、家族の方が大切にしていることを子どもたちはお手本として行動していることがわかります。例えば・・・お茶碗にご飯粒を残さない・・・など)

 牡鹿は、本当によい地域だと感じます。宮城の目指す志教育の実践が家庭内・地域内で行われているということです。家族の後ろ姿や生き方を見て子どもたちはよく育っています。このような子どもたちを頼もしく思います。また、子どもたちを育てている保護者・ご家族の皆さんをかっこよくてすてきだなあキラキラと、思っています。本校の教育にも理解・協力をいただいていつも一緒に歩んでくださっていることを、本当にありがたく感じています。

 玄関を入ったところに掲示してあります。みなさま、どうぞお読みください。

 

楽しいお店屋さん

1月24日(火)駄菓子屋ワゴンを楽しんだ後に、またまたお店が開店しました。

 先日紹介した1・2年の粘土で作ったおいしいもののお店です。店の看板(メニュー)など、休み時間にせっせと作って開店準備を進めてきたようです。なんと、お金やクーポンカードもつくって、準備万端!

わたしもお金を受け取って買い物をしました。

値段の設定がお高いものからお得なものまで様々あって楽しめました。

お寿司は、たまご焼き、ウニ、なども増えていました。

たこ焼き・・・2,000 超高級なタコがはいっているのでしょうキラキラ

ラーメン・・・410円  お得!

牛タン・・・・500円  柔らかジューシー

牛タンつくね(特大)‥10,000円 これは仙台牛のA5ですね。

果物(詰め合わせ)・・・10,000円 キラキラ

タイムセール ・・・・ピザがホールでタダ!(でも、時間内に食べ終わらなければならないと支払いが発生するというルールあり汗・焦る 大食いものか?)

ソフトクリーム・・・閉店時間が近くなってきたら半額以下に値下げされました!

こんなにお金を使っていいのか?!と思いましたが、たくさんのおいしいものを買うことができました。

子どもたちはお店の仕組みをよく知っています。また、買い物客の心理をついてきます。こうやって社会の仕組みを理解し、自然に身に付けているのだなあと感心しました。

「教頭先生に笑う」と1年生が、つくったお寿司を持たせてくれました。しっかりと届けましたよ。

ごちそうさまでしたハート

 

 

1月の生活集会・給食に感謝

1月の生活の振り返りを行いました。

(↓ 司会の二人)

1・2年生は2月も続けていきたいと話していました。

3年生は、丁寧な言葉づかいができたと話していました。

5・6年生は、目上の人には丁寧に、友達同士では・・・と関係や場に合うようにと使い分けができたようです。

学年の発達段階にあった目標をきめて努力したことがわかる発表でした。

2月の生活・保健の目標は以下のとおりです。

5年生の委員からは、よくかんでたべようについて「一口について30回噛むとよいこと」を調べてみんなに勧めてくれました。そのわけは、唾液の分泌がよくなって消化がよくなるだけでなく、唾液によって口の中の衛生状態がよくなるのだそうです。そういえば、脳の働きもよくなると聞いたこともあります。かむことがいいことがいっぱいですね。

 この後、給食のお話を聞きました。

 3枚の写真が提示されました。この写真はいつの給食だとおもいますか?

なんと、明治22年山形の鶴岡町の私立の小学校でスタートした給食第1号だそうです。この時代、食事を十分にあたえることができない家庭もあり、学校で栄養を…とはじまったもの。おにぎりと塩鮭、漬物 というメニューです。

これは、昭和27年 ↑

小麦粉に対して国が補助をしたので、パン給食です。汁物は脱脂粉乳。

そしてこれが昭和52年 ↓

 

国からの助成もあり、パン工場でご飯を炊くことができるようになり、給食にご飯も出てくるようになりました。

メニューは、カレーライスと卵スープ、野菜、デザート、そして牛乳

今とほとんど同じ・・・?あれ?一皿多い?(今より豪華メニューかも笑)

と、このように変化し、私たちの体をつくるために大いに役立っている栄養バランスのよい給食、そして学校に来ることの楽しみの一つにもなっていることに感謝したいと思います。

もちろん、一食の給食ができ上るまでにたくさんの方の手を通り、その努力によって成り立っていることは、言うまでもありません。わたしたちの身の回りには、いろいろな仕事をしてくださる方がいるからこそ、生活できていることに感謝の思いを巡らしながらじっくり味わって食べたいとおもいます。

 

 

こころスマイルプロジェクト~駄菓子屋ワゴン~

今年も、こころスマイルプロジェクトの志村さんと大津さんがきてくださり、駄菓子屋ワゴンをひらいてくださいました。

 志村さんから、今年は「グリーフケア」と「駄菓子屋ワゴン」の意味についてお話ししていただきました。

「グリーフケア」とは、自分にとって大切な家族や友達をなくしてしまったとき、人は誰でも大きな衝撃を受けたり悲しみを感じたり、つらい思いをしています。心が苦しくても言葉に表せない、黙って我慢したり、周りに心配をかけるからと、明るく振舞わなければならないと無理をしたり・・・様々な苦しみを抱えていることがあります。なぜかわからないけどいらいらしたり、暗い気持ちになったり・・・。そのようなことがおこったり、そんな気持ちになるのも当たり前のことだよ、あっていいんだよと話されました。

子どもにも起こるし、大人にもそんなことがある。そんな時には、そっと隣に寄り添ってトントンとしてあげたり、ぎゅっと抱きしめたりして、「安心していいよ」「だいじょうぶだよ」という気持ちを黙って伝えてほしい。傷ついた心は、人の温かさを直接感じることで癒されるもの・・・そして、「自分は辛いんだ」と言える場や人がいることも大切で、一人でじっと辛さを我慢し続けるのがよくないこと…そんなお話を聴かせていただきました。

 大原小「駄菓子屋ワゴン」が始まりました。

「駄菓子屋ワゴン」がスタートしたのは、震災の直後の12年前。やっと学校が再開したものの、給食にパンと牛乳しか出なかったときに「こころスマイルプロジェクト」さんが支援してくださいました。子どもたちの栄養面、成長後の健康を心配する学校教職員の声を聞いて、野菜とお肉を使った温かいおかずやスープを届けてくださいました。おかずやスープを通して体も心も本当に温まったことを思い出します。ありがとうございました。

 そんな時だったので、もちろんお店も開いてなくて買い物もできない。お金をおろそうにも銀行も閉まっている。あそび場なんて全然ない…すべてが大変だったあの頃に、「遠足に行くときのおやつ選びのわくわく感を味わえたら、子どもたちが笑顔になれる!」と、お店を学校に運んで笑顔と元気を取り戻してもらいたいと 始まったのが「駄菓子屋ワゴン」だったそうです。

「駄菓子屋ワゴン」の持つ意味を知っておくことはとても大切です。

この活動のねらい通り、子どもたちは笑顔いっぱいで、お菓子の間を行ったり来たりしながら楽しんでいました。

 

感謝の気持ちを込めて・・・・ビリーブを。

 

 

 

3年理科の授業

理科専科の研究授業

3年生の「明かりをつけよう」」の単元の学習で、今日のねらいは電気を通すものと通さないものがあることを実験を通して理解することでした。

今年の本校の理科は、専科が担当しています。

(今日のゴールは何だろう。どんな学習をするのかな。と真剣キラキラ

一つ一つ予想を立てて検証していきます。)

研究授業とは、教員みんなで授業を見合って研修(検証)をすることです。

①子どもたちが自分から進んで課題解決に取り組む工夫がされていて、それは有効だったか。更に有効なものはないか。

②(子どもたちは)他者と学び合い、認め合うことができるような工夫が授業の中にあるか、そしてそれは有効かだったか。

上記の2つの視点から子どもたちの姿をみて、授業について、子どもたちの姿について、放課後に話合いをします。

子どもたちは、予想をもとに、実験に真剣に取り組んでいました。更にもっと調べたい!と、自分で用意したものやいくつかをつなげて回路に組み入れて調べる姿も見られました。

 

あれ?と、これはどうしてなんだ?!となるアルミ缶の結果も出てきたので、更に実験を重ねて理解を深めたようです。