2023年3月の記事一覧
1年間を振り返ろう
「1年間を振り返ろう」3月の生活目標です。
業間の集会で、担当から各自で振り返りを行うように話がありました。
(1~5年生は、来週発表の機会があります。)
自分の成長したことや頑張ったことを振り返りますが、自分だけではなくほかの方々からの支援やお世話があったからこそできたこともたくさんあったと思います。そのような皆さんとのかかわりを思い出しながら感謝の気持ちを持つことも大切です。
そこで、6年生が卒業してしまうまえに・・・・と今日は、これまで長くおせわになってきたスクールカウンセラーの佐藤先生にお話をしていただきました。
佐藤カウンセラーは、ここ大原小に10年来てくれました。入学前から勤務してくださっていたので、一番大原のことを知っています。今日は、6年生が入学した当時のことを話してくれました。
今からは想像できない姿を教えてくれました
とっても無口だった〇。〇〇〇さん。行事となると、自分の出番じゃないのでステージに上がっていこうとして駆けまわる◇◇さん。「一緒に友達と遊んできたら。」と声を掛けても、「はずかしい・・・」と言って自分の席から動かなかった●●●さん。学校生活の6年間という月日は、人をこんなにも成長させるもの、今は学校を背負って立ってくれた立派な3人です
1年を振り返る・・・たくさんの方にお世話になって、このように今を迎えています。
昨日の卒業式予行
会場がほぼ整った中で、予行を行いました。
いつもとは雰囲気の違う体育館に、子どもたちは少々緊張した様子で、ちょっぴり歌声や呼びかけの声が出なかった…という振り返りでした。
その振り返りを受けて、本日最後の全校での練習に臨みました。
「6年生に贈る言葉や歌は、卒業式が最後になります。(ああ、もっと、こうしたら思いが伝わったのに・・・・)という後悔がないように、全力で、一生懸命、みんなのお祝いと感謝の気持ちが伝わるように、今日の練習と卒業式当日になるように頑張ってください。」と話し、最後の練習に送り出しました。
卒業生のお父さま、お母さま、ご家族の皆さま。6年間の学びの集大成の姿、そして小学校を巣立つこの時を、皆様とともに見守り、一緒にお祝いしていただけたら幸いです。どうぞ、お越しください。
体育館で作業をしていたら・・・
1・2年生がタブレットを持ってやってきました。卒業式の全体練習にはちょっと早い時間・・・とおもっていたら、ジョディ先生もやってきて
外国語の活動でつくった「What’s thi s ?」クイズを出題されました。このクイズ、とても難しい‥‥
(いのしし)
(アザラシ)
(鳥・・・ではなく「トキ」)
(ねこ)
本当に、難問ばかりなのです。英語で答えるより前に動物のシルエットから名前を答えるところが、すでに難しいのです。
「ナマケモノ」「ラッコ」「オオハシ」(オウムかとおもいました)など・・・・
解答者として自信喪失し元気が出なくなっていたところ、答えられる問題を出してくれたので、ほっとしました
ワックスピカピカ
金曜日に1・2年生が卒業式会場の床を丁寧に水拭きしてくれました。
いつも教室や廊下の床を隅々まで拭いている子どもたちですので、担当の四角いエリアを「〇〇ちゃん、ここの四角ね。」「〇〇君は、水をくんできてね。」と声を掛け合ってチームワークよく作業していました。
半分に折った雑巾を床においてスタート。まず右側横にー直角に下げてー左側横にー直角に下げてー・・・・を何度も繰り返し、広い体育館の床をすっかりきれいにしてくれました
(6年生への感謝の気持ちを込めて頑張りました終わった後のこの笑顔!6年生、喜んでくれますよ。)
このあと、大人がワックスを掛けて出来上がりました。
卒業式は、いよいよ金曜日。
防災学習~3.11はみやぎ鎮魂の日~
みやぎ鎮魂の日をひかえた6日(月)に防災教室をしました。
講師は、まなびのたねネットワークから3名 伊勢 みゆき様、佐京 栞里様、武山 ひかる様にお越しいただきました。
「チカラモチワークショップ」~災害の時に役立てよう!非常食と命の守り方~と題して、お話を聞いたり、クイズに答えたり、非常食をつくって食べたりする活動をしました。
一番大事なことは、
「自分の命は自分で守る」
自分の命や大切な人の命を守るために・・・たくさんのことを教えていただきました。
12年前の震災の日の夜、何も食べずに真っ暗な中、空腹のまま過ごしたこと。翌日、やっと口にした命をつなぐための食べ物は、数人で分け合った乾パンひとかけだったこと、小さな小さな一口分の固いおにぎりだったこと・・・など、当時小学生だった時の鮮明な記憶を二人は語ってくださいました。
小学校は卒業式も、終業式も、そして始業式もできず、しばらく学校が休みだったこと。学校(教室)が避難所となりそこで生活している人がたくさんいたこと。子どもだった時のたくさんの困った・・・思いを静かにはなしてくれました。
やっと、学校が始まったときの給食がこの写真だそうです。
だからこそ、災害に備えて、非常食を準備しておくというのも必要なことだと思います。
お米についての勉強の後、お米から作られた非常食「チカラモチ(大原っ子用)」の作り方を教えてもらって、みんなで作りました。
水が少しあれば、でき上ります。ペットボトルのお茶でも中の粉に混ぜてもむだけで、すぐに食べることができます。(米粉を焙煎しているので、煮たり焼いたりせずに、すぐに完成品になります)
【子どもたちのうれしそうな様子~おいしそうな様子】
命をつなぐためには、「食」が大事です。
伊勢さんが「食」という字は、人を良くするものと教えてくれました。確かに、食は大切です食は、人を笑顔にしてくれます
ひかるさんがつくった絵本を読んでもらいました。
震災の日のある家族の出来事が描かれています。たくさんの悲しみや苦しみがありました。どんなに時間が過ぎても、それは過去完了形になることはない悲しみだと思います。でも、あの時も 今も 自分は「一人じゃない」「助けてくれた方人たちがいる」「支えてくれた人がいる」だから、今があり、自分もそんな風に周りを助けていきたい・・・・
周りの方たちへの感謝の気持ちや人と人とのつながりのありがたさ、前へ進もうとわたしたちに伝えてくれる絵本でした。
「チカラモチ~めんこいキミへ」
なんてステキなネーミングでしょう
めんこい=かわいい、いとおしい
桜坂高校の皆さんが名前やデザインを考えて、加美郡の菅原商店さんとコラボして作った非常食だそうです。
自助・・・自分で自分での命を守る
共助・・・地域の人たちと協力して命を守る
公助・・・公共(市町、消防や自衛隊、警察)の助けによって命を守る
でも、公助には時間がかかることも・・・そんなとき、すぐにできるのは、近くにいる人と助け合う=近助
(災害の時は、みんな不安です。誰かと一緒なら心強い)
このワークショップでは、困ったことを解決する手立てを考えたり(お米のことも含めて)、命を守るための知識や自分ができることを学んだりすることができました。
忘れてはいけない12年前の震災の教訓。風化させてはいけない。経験していないこのめんこい子どもたちに、どうしても教えておきたいことをしっかりと伝えていただいた貴重な2時間でした。
伊勢さん、栞里さん、ひかるさん 本当にありがとうございました。
( ↑ 読み聞かせ後に、熱心に絵本をみる子どもたち)