カテゴリ:5・6年生
仙台みそ博士の出前授業
今日は、仙台みそ博士の後藤先生をお招きして、「みそ」について勉強しました。
みその歴史はとても古く、奈良・平安時代のころには、ちょうみりょうとしてではなく、「みそ」そのままを食べられていたようです。そのころは、たいへん貴重なもので、薬として利用されたり、貴族のお給料として配られるほどだったと教えていただきました。
さて、「みそ汁」が登場したのは何時代だと思いますか?
なんと、鎌倉時代だそうです。鎌倉武士がご飯にみそ汁をかけて「汁かけごはん」にしていたそうです。たしかに、いつでも戦えるような態勢を整えておかなければならない時代はそうだったのでしょう。戦国武将は「戦」の時の大切な栄養の素として米やみそづくりに力を入れていたのだそうです。
次に、仙台みその作り方を教えていただきました。
みその原料は・・・・
「大豆」「こめ」「しお」そして・・・・「麹菌(こうじきん)」これが、絶対必要なものです「麹」の働きがおいしさの秘密です。
このあと、全国のみその味見をしました。
「甘いね」「おいしいね」「ちょっとしぶい感じがする」「色が濃いね。」「初めは塩の味が濃かったけど、時間がたつとおいしくなってくるね。」など、子どもたちの舌は感覚が鋭いですね。
原料や作り方の違いによって、様々な種類のみそが作られていることを体験しました。
「みそは医者いらず」みそには、体に良い成分がふくまれていて病気を予防する働きがあると言われています。
みそ博士に教えていただいたことを家族の皆さんにも伝えて、日本ならではの食文化「みそ」を大事に様々な料理の中で味わってほしいと思います。
本日はありがとうございました。